FXにおけるスプレッドの存在


FXは、異なる2つの通貨の売買をして利益を得ていく投資取引になりますが、通貨を銘柄として扱っているために、その為替市場における相場の値動きが大変重要な要素になってきます。
例えば、テレビのニュース番組などで、為替市場は1ドル100円10銭から100円35銭の間で取り引きを行っています、というようなトピックスが扱われています。
これは、その趣旨の通りに現在の為替市場の取り引き値を知らせているのですが、値段が二つあることに疑問を感じる方もいると思います。
この二つの値段は、その通貨の売値と買値を示していて、先の例で言えば売値が100円10銭、買値が100円35銭という事になります。
FXの取り引きでも、これと同じように、売値と買値を同時に取引システムソフトの画面上に表示させることが多くこうした表示方法を2WAYプライスといい、実際に取引を行っていく上では大変に見やすい表し方になっています。
少し話がそれましたが、この売値と買値の差はスプレッドと呼ばれます。需要と供給の関係上、必ず生まれる価格差なのですが、FX取引業者では、この差に自分たちの手数料を含めています。
こうしたスプレッドは、投資家側にとってはコストになっていきます。

例えば、先の数字を取り出すと、1ドルに対して100円10銭が売値で、100円35銭が買値になっているため、例えば1万ドルを買って1万ドルを売ると、それだけで2500円のマイナスになってしまうのです。
こうした事から、スプレッドはなるべく狭い方が、投資取引をしていく上で有利になることは間違いないと思います。
では、このスプレッドを狭くしていくにはどうしたらいいでしょう。それにはスプレッドの特性を理解することが一番の近道になります。
スプレッドは、需要と供給のバランスと、取引業者の手数料で構成されています。
需要と供給はモノを売買をする以上、無くなることはありません。通貨を売りたい人と通貨を買いたい人がそれぞれに手を挙げて売買が成立するわけですが、イメージとして、このぐらいでなら売ってもいい、このぐらいなら買ってもいい、という総意が相場における売値、買値を決定してると考えてもらうといいかもしれません。
また、取引業者の手数料は、これがないと業者の利益が無くなってしまいサービスが受けられませんので、無視はできないでしょう。

こうした要素で構成されているスプレッドですが、業者の手数料の部分は比較的に簡単に見直すことができます。
FXの取引業者は、顧客の獲得に熱心ですので、このスプレッドをどれだけ下げられるかという事を集客の売り文句にしている所もあります。ですので、手数料に関しては業者を選ぶことでスプレッドを狭めることが可能です。
次に需要と供給のバランスですが、これは、実は売買の取引量が増えることでスプレッドが狭まり、取引量が減ることでスプレッドが広がる傾向があります。売買注文が多くなれば、それぞれの値が競って淘汰されていくためです。
ですので、為替市場が活発になる時間帯での取り引きを心掛け、スプレッドが広がる例えば早朝などの時間帯を避ける事で、ある程度までスプレッドをコントロールすることができるのです。
FXなどの投資取引は、もちろん利益を上げることが目標になりますが、獲得した利益を減らさないためには、こうしたコストをしっかりと考えていくことが必要になってくるでしょう。