為替相場を動かす様々な要因


FXは、2つの通貨の組み合わせを互いに売買し、その価格の差を利用して利益を求めていく投資取引になります。
この通貨の価格の差を作り出しているのが、外国為替市場であり、この価格差の事を為替相場、為替レートと呼んだりしています。この為替相場は、秒単位で動きながら、時に同じ範囲を上下したり、時に大幅に推移したりするのです。
この為替相場の値動きは、いったいどうして生まれているのでしょう。その最大の理由は「通貨が売ったり買われたりしている」という事になります。需要と供給の関係になるのですが、通貨が買われれば値は上がり、通貨が売られれば値は下がるのです。
では、どうすれば売られ、どうすれば買われるという状態ができるのでしょうか。これには様々な要素があるのですが、その内の大きな要因をいくつか挙げていきましょう。


まず挙げられるものとして、通貨の金利があります。
基本的に金利の高い通貨は買われ、金利の低い通貨は売られる傾向があります。これは金利の高い通貨はその国の経済が活発であることを示すために、価値が高まり、またその通貨を保持していれば金利を受け取ることができるからです。
この金利は固定されたものではなく、各国の頻度によりますが、およそ月に1回の間隔で政策金利として発表されます。この発表で金利が上がればその通貨の価値も上がり、逆に金利が下げられればその通貨の価値も下がるのです。この要因により、通貨の価値が変動しいくために、この発表を注視している投資家もたくさんいます。

為替市場に影響力を持つ人物の会見や発言も要因の一つです。
それぞれの国の中央銀行の総裁や、財政担当の政府高官、財務や金融業会にて要職についている人物の発言や会見も、為替相場に大きな影響を与えます。
こうした発言は主に会見などで行われることが多く、そうした会見が行われる前には、その発言内容の予測が行われ、その予測に基づいて投資家が動く場合も多く、発表の前から為替相場の値動きが活発になることがしばしばです。

各国の経済指標の発表も、為替相場を大きく動かします。
為替相場を最も大きく動かす要因が、この経済指標の発表と言ってもいいでしょう。経済指標にはその国の状態を表す様々なものがあります。例えば雇用統計や、失業率、GDPなどを示すことにより、その国の景気の状態や安定性が分かることになります。
当然、景気が好調で安定している国の通貨は価値が高く値が上がり、景気の状態が不安定な国の通貨は価値が低いために人気低く値も下がります。
また、この経済指標の発表も、先の金利や要人の会見と同じように、その前から予想が流れて為替相場が活発になります。この経済指標の発表はその影響がとても強く、事前の予想が外れるような事態が起こると、相場が大きく乱れることもありますので注意が必要になります。
経済指標の発表で一番に影響がある国が、アメリカになります。アメリカの通貨である米ドルは、世界で一番に流通し取り引きされているために、アメリカの経済指標の発表は世界中が注目しているのです。

その他には、テロや戦争などもその地域全体に影響を与えることから、戦争などが起きている隣接国の通貨にその影響が波及することがありますし、リーマンショックがまだ記憶にある株式の乱高下や、投機投資家やヘッジファンドによる故意的な為替相場の操作なども影響を与えるのです。

このように、為替相場は実に様々な要因によって、刻々と変動をしています。
もちろん、すべてを網羅して完璧に的中する予測を立てることは不可能ですが、こうした事柄をしっかりと理解し、情報を集めて分析をしていけば、為替相場への理解が進み、FXの投資取引の大きな助けになっていくことは間違いありません。